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2009年3月30日月曜日

第63回講演会

日付:2009年4月4日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:グローバリゼーションとアイルランド ―再燃するIRAをどう考えるのかー
講師:崎山 直樹 氏
プロフィール:崎山 直樹 氏(千葉大学大学院人文社会科学研究科特任教員、世界史研究所研究員)
沖縄県出身。1998年3月に千葉大学文学部史学科を卒業。2008年3月に千葉大学大学院社会文化科学研究科にて博士号を取得。主な研究テーマは近代アイルランドにおけるナショナリズム問題、特に1840年の都市法人法の施行とリピール運動の台頭について都市ダブリンおよびキルケニーを対象に研究をおこなっている。
要旨:9・11そして世界的な金融危機のあおりを受ける形で、現在進行形としてヨーロッパの現状は日々悪化の一途をたどっている。この 影響は、90年代以降「EUの優等生」あるいは「ケルトの虎」として、驚異的な経済成長を遂げたアイルランドにおいても 深刻なものとなっている。さらに経済的な問題だけではなく2009年に入り武装解除したはずであったIRAの一部は、武力闘争を再開し、北アイルランド問題が再燃しつつある。本報告ではアイルランド問題を歴史的、世界史的に考え直したい。

2009年3月17日火曜日

フォーラム事務局より

 今日は彼岸の入り。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、東京の最高気温が20℃に達しました。つい最近まで寒さに肩をこわばらせていた街行く人びとの動きも、どこかしなやかに見えます。ただ、黄砂とスギ花粉が舞い、苦しめられている人も多いようです。良いことと良くないことは、どんなときにも共にあるということでしょうか。
 3月の講演会では、明治初期の世界史教科書である「万国史」のルーツを探って、講演者が北米ピッツバーグ大学やプリンストン大学の図書館を渉猟した過程がスリリングに語られました。探求はさらに続き、スコットランドやアイルランドへの旅がこれから予定されているようです。いつかまた、その旅の成果をうかがいたいと思います。
 次回4月の講演会はアイルランドがテーマです。どうぞ奮ってご参加ください。