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2010年10月26日火曜日

第77回講演会

日付: 2010年11月6日(土)時間:16:00~18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階
内容: 総合タイトル「日印交流の歴史」
講 師プロフィール:
 ムケシュ・ウィリアムズ(Mukesh Williams)氏
 インド工科大学(IIT)博士課程修了後、デリー大学St. Stephens College教授などを経て、現在慶応大学と創価大学講師。専攻は日米印外交、インドの政治経済、メディアとアジアの安全保障で、詩人としても活躍し、Marquis Who’s Who in the World やWorld Poetry Directory UNESCO 2008にも選出。主な著書に、Representing India: Politics, Identities, and Literatures. Boloji.com http://www.boloji.com/writers/mukeshwilliams.htm
 
 寺本 羽衣(てらもと うい)氏
 ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院言語・文化学科南アジア地域研究科修士課程卒業。専攻は日本とインドの文化、教育、技術、経済交流。現在はウィリアムズ教授のもとで19世紀後半からの日印交流史を研究している。 ‘Indians in Japan’ Boloji.com
http://cms.boloji.com/index.cfm?md=Content&sd=Articles&ArticleID=7007

 岩田 紘行(いわた ひろゆき)氏  昭和42年~43年(1967-68年)に母校慶応義塾大学の「国際関係会」の交換学生としてインド・マドラス(現チェンナイ)のLoyola collegeへ1年間留学(遊学)。その関係から、現在(公益財団法人)日印協会の会員として参加すると共に、協会の活動、特に催事企画を担当。
要旨:
 ムケシュ・ウィリアムズ 氏
 テーマ:日本におけるインド人ディアスポラの歴史
 8世紀の菩提遷那の渡来から現在に至るまでの交流史の中でも、これまで取り上げられることの少なかった、知られざる日印交流史に焦点をあてる。17世紀ムガール帝国ダーラー・シーコー、19世紀後半の神戸・大阪、横浜のインド人商人、現在2万3千人にのぼるインド人コミュニティと日印間のビジネス交流など。
 寺本 羽衣 氏
 テーマ:日本におけるインド人ディアスポラとその研究手法紹介
 外交、技術、経済面でますます緊密になりつつある日本とインド。その日本とインドの交流史をひも解く重要性と研究にあたっての問題点を、自身のインド文化観を交えて紹介する。特に、近年重要視されてきた口述史の収集とその問題点、インタビュー手法、デジタル録音システムの使用とデータの保存法など。
 岩田 紘行 氏 
「写真で見る(財)日印協会と日印交流の歴史」 講演者が製作したナレーション入りのDVDを放映し、補足説明をしたい。内容は、「インドについて(一般的知識として)及び歴史、インドとの関係(今後の為に)」。

事務局より

 平地の紅葉にはまだ間があるようですが、街行く人の装いが深まりゆく秋を感じさせるようになりました。油断すると風邪を引きやすい季節、皆さまお気をつけください。
 前回の講演会では、現在は一般撮影が許されない地域を含む北朝鮮の貴重な写真をもとにお話しいただきました。王朝時代からの朝鮮半島の歴史を踏まえつつ、現代の南北分断国家の歴史的経験を、その相違を含めて考察していただきました。
 次回の講演会のテーマはインドです。皆さまのお出でをお待ちしております。

2010年10月12日火曜日

第76回講演会

日付: 2010年10月16日(土)時間:16:00~18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階
内容: 「共和国見聞記 -不真面目な日教組の目から見た朝鮮半島-」
講 師プロフィール: 澤野 理 氏(神奈川県高校教諭) 
 1962年,横浜市中区伊勢佐木町に生まれる。1987年,千葉大学文学部史学科卒業。 南塚理事長とは千葉大の同期生(もっとも、学生と先生という違いはあるのだが)。 大学では,合唱団に入団したことが縁でハンガリーの音楽史を研究する。1987年より 神奈川県立高等学校の教諭(世界史)となる。       
要旨: 東欧革命から2年、南北朝鮮の対話ムードが盛り上がっていた1991年、労働組合の紹介する北朝鮮ツアーがあり、身重の妻を残して新潟から船に乗って元山へ。そこで見たものは、…。現地で見聞した事に加え、当時(マニアの間で)話題になったポーランド映画のDVDも交えて、20年ぶりの報告をしたい。

事務局より

 冬隣まではまだ間のある秋、年間を通してもっとも過ごしやすい季節かと思います。紐解く書物にも、友と酌み交わす、あるいはひとり口に運ぶ酒にも、秋の夜長はなぜかひとしおの世の深みが感じられるような気がいたします。
 前回の講演会では、ロシア人留学生の方を講師にお迎えし、ロシア南部クラスノダール地方の民俗文化を中心にお話しいただきました。珍しい民芸品をお持ちいただいたほか、幼少時からバレエと民俗舞踊を習われていた講演者から直に指導を受けたり、実演を見せていただいたりと楽しいひと時を過ごしました。