本サイトはフォーラムのブログになります。
フォーラムのホーム・ページ(リニューアル!)こちら http://www.npo-if.jp/

2011年1月18日火曜日

第80回講演会

日付: 2011年2月5日(土)
時間: 16:00~18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階
内容: 「世界を股にかけた冒険児ベニョフスキー」
講 師プロフィール:
南塚 信吾 氏(法政大学教授、世界史研究所所長) 
富山県出身。専門の東欧史研究の枠を超えて、グローバルな視点で世界の歴史と人々の文化、交流の様相に関心を持つ。ご存知、当フォーラム理事長。ベニョフスキーのように世界を股にかけて活躍している。
木村 英明 氏(歴史文化交流フォーラム事務局) 
フォーラムの月例講演会ではもっぱら司会業にいそしむが、ロシアやスロヴァキア、チェコの言語文化もひそかに勉強している。 
要 旨:
  ロシアの捕虜となってカムチャッカへ流刑になったハンガリー王国出身のスラヴ系貴族モーリツ・A・ベニョフスキー(ハンベンゴロー1746-1786)は、1771年、脱走して日本近海に姿を現し時の江戸幕府に動揺を与え、その後の対外思想の発展(林子平、本多利明ら)にも少なからぬ影響を及ぼした。ヨーロッパに戻るとフランス政府を動かしてマダガスカルの植民地化を図るが失敗し、ベンジャミン・フランクリンを通じてアメリカの、次いでイギリスの支援のもとでマダガスカルとの交易を進めようとし、ついにはマダガスカル王を名乗るにいたるが、フランス軍の奇襲を受けて同島に没した。 世界を股にかけた一大冒険児の人生の航跡を、日本や世界の歴史的動向の中に据えつつ追いかけてみたい。

事務局より

 前回の講演会では、講演者のご視点からアートの歴史について明快にご説明いただいたのち、ご自身の国内外における活動を映像を使ってお話ししてもらいました。「コミュニケーションのメディア」としてのアートの可能性をチェンマイの子供たちや僧侶とのコラボーレーションを通じて示していただき、アートの楽しさにも改めて目を開かれる思いでした。
 次回は18世紀後半にヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカを駆け巡って活躍したスラヴ系貴族ベニョフスキーがテーマです。
 どうぞ奮ってご参加ください。

2011年1月11日火曜日

事務局より

 新年、おめでとうございます。年が明けて寒さが一段と強まっていますが、冷たい風に負けじと力を取り戻していく陽の光の初々しさもまた心に頼もしい睦月です。

 欠鍋も旭さす也是も春 (一茶)

 今年もご支援のほどよろしくお願い申し上げます。