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2009年7月29日水曜日

フォーラム事務局より

 7月の講演会は8月下旬に行われる「バルカンの日本文化週間」の準備会をかねて、セルビアの現況、文化、歴史について幅広い視野からお話しいただきました。東西冷戦終結後に起こった一連の紛争のおかげで、とかく偏りがちなセルビアのイメージをただし、多くの生き生きとした情報が得られる機会を提供いただきました。
 8月、9月の講演会はお休みさせていただきます。次回講演会は10月3日(土)の開催を予定しています。「旅」をテーマに複数の講演者にお話しいただく予定です。
 この夏は荒れた天候が続いております。体調はもとより自然災害にも十分にお気をつけて、充実した夏をお過ごしください。

2009年7月15日水曜日

第65回公演会

日付:2009年7月25日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:「もっと知りたいセルビア」—2009年ピロト「日本文化週間」を控えた「基礎」編 
講師:鈴木 健太 氏
プロフィール:鈴木 健太 氏(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
 名古屋市出身。専門は主にユーゴスラヴィアおよびセルビアの現代史。現在は所属の大学院で、旧ユーゴスラヴィア解体期のセルビア社会におけるナショナリズムに関する研究に取り組む。2006年10月から今年3月までの二年半、セルビアのベオグラード大学に政府奨学生として留学。
要旨:1990年代の旧ユーゴスラヴィア内戦、NATO空爆、コソヴォ問題・・・。セルビアという国が話題に上るときに登場するのは、たいていがこのような戦争や民族問題に纏わる話で、危険で物騒といったイメージさえも存在する。二の次にされがちな基礎的な情報(地理、歴史、文化、メンタリティなど)を押さえながら、都市と農村、生活、食べ物、民衆の姿にまで切り込んで、この国の等身大の実像をみていきたい。(映像資料も紹介)

フォーラム事務局より

 6月の講演会では、3名の講演者に「1880年代の世界と日本」をテーマに、世界と密接に繋がっていた日本の生糸、バルカン南部の図書室とネーションの形成、鹿鳴館と近代日本文化(欧化)の問題についてお話しいただきました。今後も、定期的に、一定のテーマをめぐって複数の方からご報告いただく講演会を開催する予定です。講演終了後に聴衆の皆さまを交えて討論し、その皮切りとして「旅」をめぐる講演会を10月に行うことが決定いたしました。鉄道・道路・ホテル・パスポート等々、フォーラム会員の有志が、それぞれのお得意の分野で「旅」に関わるお話をしてくださいます。乞、ご期待!