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2009年11月24日火曜日

第68回講演会

日付:2009年12月5日(土)
時間:16:00~17:30
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:「 「ハンガリーとわたし」 」(南塚信吾氏) 
講師プロフィール:
 南塚 信吾 氏(法政大学教授、世界史研究所所長) 富山県出身。専門の東欧史研究の枠を超えて、グローバルな視点で世界の歴史と人々の文化、交流の様相に関心を持つ。ご存知、当フォーラム理事長。近著として、A Social Bandit in Nineteenth Century Hungary: Rozsa Sandor(Columbia University Press, New York, 2008)のほか、2009年8月にはハンガリーでもロージャ・シャーンドルに関する本が出版された。
要旨:
 1972年にはじめてハンガリーに留学して以来、ハンガリーの歴史と社会、人々の暮らしを見つめながら研究を重ねてきた。今回の講演では、わたしとハンガリーのこれまでのかかわりを、留学当時からの写真をお見せしながら振り返ることにしたい。

フォーラム事務局より

 前回11月の講演会では、10月から始まった連続講演会(総合タイトル「旅」)の一環として、「ホテル」と「道」をめぐってお話しいただきました。前半では、開国直後の幕末と明治初期に日本人が西洋式のホテルをいかに受け止め、どのように本邦に移植しようとしたのかを、当時の文書に基づいて詳細に語っていただきました。後半では、統計資料を参考に、日本の道路事情について県単位の比較、さらには国際比較をしながらご説明いただきました。東名高速や滑走路建設を事例にとったアスファルト、コンクリート等の技術的解説映像も興味深いものでした。 
 次回は、本NPOの理事長である南塚信吾氏が、ハンガリー政府から長年の研究功績にたいして勲章を授与されたことを記念し、特別講演会を催します。

フォーラム事務局より

 またうれしいお知らせです。当フォーラム理事長の南塚信吾法政大学教授が、長年の研究功績を称えられて、ハンガリー政府から十字勲章(Officer’s Cross Order of Merit of The Republic Hungary)を授与されました。この夏にはハンガリーで、先生のご著書《Rózsa Sándor. Betyár vagy bandita?》も出版されています。先生の叙勲を励みに、グローバル化の波のなかで浮き沈みする各地の歴史と文化を見据えてまいりたいと思います。

2009年11月10日火曜日

第67回講演会

日付:2009年11月14日(土)時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:「道」(橋爪啓二氏)   
    「幕末から明治初期の本邦ホテル事情」(黒田忠男氏)
 
講師プロフィール:
橋爪 啓二 氏 1941年富山県生まれ、1964年日本道路株式会社入社、2002年同社退社、歴史文化交流フォーラム副理事長。
 
黒田 忠男 氏 1941年生まれ、67歳。1965年大学卒業後、株式会社三菱銀行に入社、国内営業部門を歩む。1994年同社を退職。その後2社に勤務後、現在ビジネスホテルを運営する会社に在籍。

要旨:
「道」 
 東名高速道路の建設を事例に、道路が作られる工程を紹介するほか、日本の各都道府県の道路事情を紹介し、さらに世界各国のそれとデータをもとに比較検証してみたい。

「幕末から明治初期の本邦ホテル事情」 
 幕末の開国以来、多くの日本人が欧米先進国に雄飛した。 渡航者はそこで初めて目にしたホテルをどういう思いで見、何を感じたのか。さらに日本人が始めて造ったホテルはいつ、いかなる経緯で造られ、どんな建物だったのか。 当時の文献を調べ、日本のホテルの原点を探ってみたい。