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2009年5月29日金曜日

第64回講演会

日付:2009年6月6日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:統一テーマ「1880年代の世界と日本」 
講師:南塚信吾氏、木村真氏、木村英明氏
要旨:南塚信吾氏「自由民権運動の時代と世界:生糸の繋ぐ世界」(仮題)
   * 1884年に本庄市近郊で起こった群馬事件、秩父事件をはじめとする自由民権の気運の 高まりを、「絹の世界」との関連からとらえ直してみる。
   木村真「図書室とバルカンの1880年代」(仮題)
   * 19世紀のバルカン南部、現在のブルガリアやギリシア、マケドニアなどの地域では、村落や都市の人々が集い、新聞などを読む公共の施設としての読書室が普及していったが、1880年代のナショナリズムの高まりや国家建設にともなってその性格がどのように変化していったのかを考えてみる。
   木村英明「鹿鳴館の時代:武化から文化へ」(仮題)
   * 1880年に建設がはじまり、83年に竣工した鹿鳴館は、武力による日本の統一から、「文」という道具を動員した国家建設へと向かう日本の象徴であったといえる。この過程においてこうむった、日本人の表現言語や身体表現の変容について見てみたい。

2009年5月7日木曜日

フォーラム事務局より

 黄金週間も過ぎ、これからは仕事や学業の日常が夏休みの声を聞くまで続きます。立夏を迎え、徐々に暑さも増してきますが、どうぞ皆さま、強まる日差しに劣らぬ命の輝きを煌めかせてお過ごしください。
 4月の講演会では、IRAの成立とその歴史的展開に焦点を当てつつ、アイルランドの人と社会についてお話しいただきました。欧州の最貧国のひとつから1990年代以降は「ケルトの虎」と称される発展を遂げ、しかし昨秋以後の世界的経済危機で経済的にも社会的にも曲がり角を迎えた同国の現況までが視野に収められた講演からは、世界史のなかのアイルランドが見えて参りました。
 5月は講演会を休ませていただき、代わって8月に実施される「バルカンの日本文化週間」の準備会を催します。事業の実施に向けて、皆さまのお知恵を拝借したいと存じます。