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2010年5月28日金曜日

第73回講演会

日付:2010年6月5日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:「NPO-IFの新ホーム・ページとインターネットの世界(基礎編+実用入門編 )」 

講師プロフィール: 
 鈴木 健太 氏(東京大学大学院博士課程、世界史研究所研究所) 
 名古屋市出身。専門は主にユーゴスラヴィアおよびセルビアの現代史。現在は所属の大学院で、旧ユーゴスラヴィア解体期のセルビア社会におけるナショナリズムに関する研究に取り組む。2006年10月から今年3月までの二年半、セルビアのベオグラード大学にセルビア共和国政府奨学生として留学。現在、世界史研究所研究員。歴史文化交流フォーラムのホームページ作成を担当。

要旨:
 実はもう間もなくNPO-IFのホーム・ページが新しくなります。今回はそのお披露目会といたしまして、新ホーム・ページの利用の仕方を分かりやすく紹介させていただきます。けれども、インターネットの時代と言われて久しい昨今、そもそもホームページって何のためにつくられて、またそれで何ができるんでしょうか? 鍵となるのは「情報」をいかに早く、的確に、利便に伝えるかという点です。講演では、インターネットの簡単な歴史を振り返りつつ、インターネットやホームページの使い方について、もう今さら人には聞けない質問を多数お引き受けいたします。

事務局より

 街角を早い紫陽花の花が彩り始めています。湿った季節の到来を前に、初夏の若々しい淀みのない日差しのなか、いかがお過ごしでしょう。
 さて、5月の講演会では、中東イスラーム社会におけるコーヒー飲料の習慣の開始から、欧州キリスト教社会への伝播とその社会思想史的影響、さらに現代の南北問題の一典型としてのコーヒー栽培まで、コーヒーという「もの」から世界を考えてみました。終了後、コーヒー以外にどのような「もの」を通して世界を語れるか、参加者の皆さんと議論しました。この議論を元に、「もの」を共通テーマに据えて、秋以降の講演会を予定しています。乞うご期待。

2010年5月1日土曜日

第72回講演会

日付:2010年5月8日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:第1部「コーヒーから見る世界」(木村真、木村英明)
   第2部 懇話会「もの」の 歴史と文化をめぐって(会員の皆さま) 
要旨:コーヒーは石油と同様に、その多くが途上国で採れ、先進国で消費されている。かつて奴隷労働や安価な移民労働力によって生産されたコーヒーは、ヨーロッパでは近代の賑やかなカフェ文化をもたらした。また、カフェは公論形成の空間としても機能することにより、フランス革命に代表される市民革命とも密接に結びついていた。講演では、コーヒーと人びとの関わりを歴史的、文化的に振り返ってみる。
 

事務局より

ヨーロッパ系の諸言語には広く「狂った4月」という言い回しがあるようです。不順な天候を指すようですが、今年の日本の4月はまさにその表現がぴったりです。5月は晴れやかな初夏を楽しめるといいのですが。
  前回の講演会は、昨年秋に始まった総合テーマ「旅」をめぐる連続講演の最終回でした。はじめに、歴史的、また社会的に大きな意味を持つ旅と言って差し支えないであろう「移民」について、詳細な資料を基にお話を伺い、ついで、一個人の日本人の旅としては第2次世界大戦後のパイオニア的な位置にある女性の、胸躍る痛快な冒険譚を楽しく拝聴しました。最終回にふさわしい充実した時間を過ごせたと思います。