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2008年11月19日水曜日

フォーラム事務局より

 12月講演会の講師、戸津正勝国士舘大学教授が監修された展覧会「インドネシア更紗のすべて」が、大倉集古館で10月18日から12月21日まで開催されております。どうぞお時間のある方は足をお運びください。
詳しい情報は以下のサイトでご覧ください。
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/batik.html

フォーラム事務局より

 11月の講演会では、フランスの都市リヨンに栄えた絹織物業の興亡を、職人と商業のギルドが孕んでいた構造的な対立を軸に描き出していただきました。商業や流通という「資本主義」に着目することで、一都市の産業が世界史の問題として捉えられるというお話は、現代の状況とも響きあってとても啓発的でした。
 次回の講演会は12月20日(土)に予定しております。インドネシアの更紗、バティックについてご講演いただきます。どうぞ奮ってご参加ください。また、講演終了後は忘年会を催しますので、こちらもご参加ください。

事務局より

 小雪の候も間近に迫り、本格的な寒さに向う季節となりました。皆さまには、どうぞ心身ともに暖かくお過ごしください。
 去る11月1日に、当フォーラムの第6回通常総会が開かれました。参加された会員の皆さまからは、今後の「歴史文化交流フォーラム」の活動について貴重なご意見をたまわりました。皆さまのご要望やご批判を真摯に受け止めていっそうの発展に尽くしてまいりますので、今後も叱咤激励のほどよろしくお願い申し上げます。

2008年10月27日月曜日

第58回講演会

日付:2008年1月1日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:リヨンと絹(織物)の世界史
講師:鹿住 大助 氏
プロフィール:鹿住大助 氏(千葉大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程、世界史研究所研究員)
新潟県出身。1998年3月に千葉大学文学部史学科を卒業。その後会社員を経て2002年4月千葉大学大学院に入学。現在、同社会文化科学研究科に在籍中。18世紀フランスの歴史を学んでおり、特に18世紀リヨンの絹織物業ギルドを研究している。
要旨:フランス中東部にある都市リヨンは「美食の都」「金融の都」「印刷の都」「ハイテクノロジーの都」など様々な別称で呼ばれている。その歴史は古代ローマ帝国に遡るが、18世紀には絹織物業を中心に繁栄し、ヨーロッパにおける「絹の都」として発展した。しかし、商業的成功の裏ではギルドの商人と職人の格差が拡大し、「働きながら生きるか、闘って死ぬか」という標語を掲げた19世紀の絹織工蜂起が準備されていった。本報告では、同時代のリヨンにおける絹織物業の生産・流通、および社会の変化について注目するとともに、この時代の変化を世界史から考え直すことを試みたい。

フォーラム事務局より

 10月の講演会では、日本人のパラグアイ移住の歴史を、19世紀後半に始まる「移民の世紀」という世界史的な文脈に据えてお話しいただきました。現地日系人社会の様子など珍しい映像も見せていただき、講演終了後には、講演者が編纂されたパラグアイ移民史の本をめぐって活発な質疑応答がもたれました。
 次回講演会は、フランスのリヨンの絹織物職人に関するお話です。奮ってご参加ください。また、講演会の前には第6回年次総会を行います。こちらも、会員皆さまのご参加とご助言をお待ちしております。

2008年10月1日水曜日

第57回講演会

日付:2008年10月11日(土)
時間:16:00~18:00
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:日本人の海外移住140年とパラグアイ移住70年の歴史
講師:広内 俊夫 氏
プロフィール:広内 俊夫氏(歴史文化交流フォーラム会員、会社員)
 大学で物理学を専攻。大手電機会社でコンピュータ開発に携わる傍ら、世界の歴史、地理、文化に興味を持つ。2004年5月退職し、同年7月にJICAの活動に参加。南米パラグアイの移民史編纂に携わる。2007年8月帰国。現在、元の会社からの要請を受け、同社の社史編纂を指導している。
要旨:2006年、日本人のパラグアイ移住70周年を迎えた。南米パラグアイは大国ブラジルの影に隠れ目立たない存在であるが、世界有数の親日国であり、同国には「豊な日系社会」が存在する。2008年はブラジル移民100周年。明治維新とともに始まった日本人の海外移住は今年で140年の歴史を刻む。しかし、その歴史は「排日の歴史」ともいわれ、日本人は排斥を受けながら、ハワイ⇒北米⇒南米⇒満州、そして戦後の南米へと、移住先を変えていった。今回、その140年の歴史を、世界史的視点に立って、南米やパラグアイ側から見てみよう。
 また、最近の動向(海外在留邦人、在日外国人)や、パラグアイ国の「豊かな日本文化」についても、写真とビデオで紹介したい。

2008年9月1日月曜日

第56回講演会

日付:2008年9月6日(土)
時間:16:30~18:30
場所:渋谷アイビスビル10階
内容:セルビア共和国ピロト市近郊の歴史と現在~2009年<日本文化週間>に向けて(仮題)
講師:木村 真氏
プロフィール:木村 真氏(歴史文化交流フォーラム事務局、日本女子大学)
 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻において、ブルガリア現代史を学ぶ。1989年から1992年ブルガリア国立ソフィア大学留学。現在、日本女子大学や法政大学で教鞭をとる傍ら、歴史文化交流フォ-ラムの事務局を担当している。主要な共著書に『バルカン史』(山川出版社、1998年)、『バルカンを知るための65章』(明石書店、2005年)、『バルカン史と歴史教育』(明石書店、2008年)など。
要旨:1999年のNATO軍による空爆から10年目を迎えるセルビア共和国は、現在親欧米的な政権の下で、EU加盟を目指して法制度や行政の改革が行われている。経済も急成長を遂げているが、同時に環境の破壊、地方の荒廃も進んでいる。来年8月に予定している「日本文化週間」では、ブルガリアとの国境に近いセルビア南東部のピロト市、ならびに地元の環境NGOがカウンターパートに予定されているが、同市とその近郊が直面する課題を地域の歴史や文化にも言及しつつ考えてみたい。今年8月に行われ、講師が参加した「プレ日本文化週間」の様子も紹介する。